イギリスへの
販路開拓について

今、なぜイギリスなのか

ヘルシーな日本食レストランがイギリスで激増。

レストランの成長率出典 https://www.statista.com/statistics/523887/growth-rate-oriental-restaurants-by-type-in-the-united-kingdom-uk/

2015年のSatistaの調査によると、2010~15年の5年間で、イギリス国内の日本食レストラン数は67%増

中華料理やタイ料理と比較しても、日本食レストランの伸び率が圧倒的であることが分かります。

日本食ブームの背景には、イギリス人の健康志向が関係していると考えられます。

イギリス人が持つ日本食のイメージは「ヘルシー」「フレッシュ」。

中華やタイ料理など他のアジア料理と比較しても、日本食を健康食と考えている人が多いようです。

イギリスの家庭でも食べられるようになった日本食。

どこで日本料理を食べますか出典 https://www.statista.com/statistics/523973/japanese-food-consumption-behaviour-in-the-united-kingdom-uk/

2015年のSatistaの調査によると、「日本食を食べたことがある」と回答したイギリス人のうち、68%がレストラン、44%がスーパーマーケットなどのテイクアウト、17%が自宅で調理と回答しています。

コロナ禍を経て、「自宅で日本食を楽しみたい」というニーズも増えてきました。

イギリスのスーパーマーケットでは、以前から売られていたテイクアウトの寿司に加え、日本の味噌やカレールーなどの調味料も目立つようになりました。

コロナ禍で需要の増えた調理キットの中には、「寿司セット」「カツカレーセット」のような日本食商品もあります。

また、日本食の料理教室も人気を集めています。

日本食がレストランで食べる食事から、自宅でも調理できる食事へ変化しつつあり、イギリス人にとってより身近で馴染み深いものになっています。

イギリスの日本食マーケットは、今後も拡大するポテンシャルを秘めています。

人々が東洋料理を好む理由は出典 https://www.statista.com/statistics/541218/oriental-food-popularity-reasons-in-the-united-kingdom-survey/

コロナ規制を撤廃した現在のイギリスでは、レストランや露店のような食品関連のビジネスがⅤ字回復しています。

日本食材や日本酒の需要も伸びており、関係者の方の声の中には「過去10年間で一番」と嬉しい悲鳴もあります。

社交が好きなイギリス人にとって、外食や飲み会、ホームパーティは欠かせません。

アフターコロナとなり、以前にも増して他者と交流する喜びを感じている人が多いのです。

現地コーディネーター

エリアプロデューサークラウリー利恵

2015年に『Pointblank Promotions』を設立。
2016年に自社ブランドGuilty Noodleを立ち上げ、50種類以上のインスタントヌードルを取り扱うポップアップを開店。
翌年には落語家・桂三輝のロンドン・ ニューヨーク公演をプロデュース。
グローバルブランドのマーケティング、アーティストの海外向けプロモーション、 中小企業の海外進出のサポート、マーケティングなどを手がけている。
斬新な切り口のブランディングが強み。JETROイギリス担当アドバイザー。


エリアプロデューサー浜哲郎

70年代初頭からロンドン在住。当時数件しかなかった中、独自に日本レストランを開業。
以来自動車ディーラーJEM、トヨタディーラーJEMCA(2003年に売却)などを立ち上げ、2000年以降にSo Restaurant、Sozai Cooking Schoolなどを創業。
neconote.com など、シェアエコノミーの分野に参入。
JCAUK(日本料理アカデミーUK)理事長

イギリスで好まれる日本食

日本食を食べる画像

寿司/カレー

イギリスの日本食レストランは、高級店からリーズナブルなチェーン店まで多種多様。

90年代後半にオープンしたYO!Sushiは、現在も大人気。

2003年にオープンした弁当チェーンのWASABIでは、寿司やカツカレーなど日本の定番メニューがリーズナブルな価格で販売されています。

同店の影響からか、日本のカレーといえばカツカレーだと考えているイギリス人もいます。

コロナ禍以降は、日本食を自宅で調理したい人も増加。

「寿司セット」「カツカレーセット」のような調理キットも販売されています。

ラーメン

日本のラーメン店はどこも大人気で、混んでいることが少なくありません。

SHORYU RAMENがチェーン展開しているためか、現状では九州のとんこつラーメンが主流になっています。

その他のラーメンも受け入れられる可能性が高いでしょう。

うどん

うどんも日本食の定番となっています。

2021年にロンドンにオープンした丸亀製麺は、コロナ禍にも関わらず大人気で、2号店も大盛況です。

現地のトレンドを取り入れ、イギリス向けに「現地化」したことが成功の要因だと言われています。

モチアイス

アイスクリームを求肥でくるんだモチアイスが爆発的に大ヒット。

日本食レストランだけではなく、スーパーマーケットでも販売されています。

これまでイギリスで受け入れられなかった日本食材も西洋の食材とコラボすることで受け入れられる可能性があります。

イギリスにおける販路拡大実績

2010~21年
川連漆器の海外進出支援事業

川連漆器の商品をロンドン市内の実店舗Native&Coにて販売。

イギリス在住のプロダクトデザイナーとコラボ商品の開発も進める。

2021年
NuLandランドセル海外でのテスト販売及びプロモーション

  • @mayawilliamz
  • @thatbureau

ロンドン市内の複合施設パンテクニコンにて、NuLandランドセルのPOP-UPショップを開店。

オープニングイベントでのファッションショー、SNS等を使ったPRも手掛ける

2020年~現在
Sholayeredの英国進出プロジェクト

フレグランスブランドSholayeredのイギリス向けオンラインサイトの制作。

新規SNSアカウントの作成&運営。

2021年~2022年
群馬和牛ブランディング

群馬和牛のオンライン向けブランディング。

イギリスのメディアでのPR、イギリスで人気のアジア系料理YouTuberによる和牛弁当の動画配信を行い、群馬和牛の知名度向上に成功。